今回は、大人の習い事の需要と月謝料の決め方について「空吹きチャーリー亭」運営事務局スタッフが解説します。教室主催者必読の記事となります。
本日の記事は、大人向けの教室をこらから開こうと思っているけど、
- 大人の習い事はどんな需要があるのか知りたい!
- 大人の習い事の月謝料はどんな相場なの?
- 自分の教室ではどれくらいの月謝料に設定すればよいのかわからない。
といった悩みがある方が対象です。
憧れの自分の教室を開く際に、必ず
「月謝料は何円にすればいいの?」
という悩みが出てきます。今回はそんなあなたのための記事となります。
この記事を読むことで、
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悩ましい月謝料の設定を最初にしっかり決めておけば、あとは、自分の好きなことを教える時間に専念できます。
是非、これから教室の主催を検討されている方は最後までお読みください!
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では早速、大人の習い事の需要と月謝料の決め方について、深堀解説をしていきます。
Table of Contents
Toggle1 大人の習い事はどんな需要がある?
大人の習い事は趣味としての意味はもちろん、スキルアップや新たなコミュニティを持てるというメリットがあります。
忙しい大人時間は無駄にできないからこそ、習い事なら自分の知りたいことを確実かつ正確に学ぶことができますよ。
また、大人になると新たなコミュニティを持つことが難しくなりますよね。
習い事をすることで、同じ目的を持つ仲間と出会うとこができ日常が楽しくなること間違いありません。
では、実際に人気な大人の習い事を調査したので、参考にしてくださいね。
⑴ 既存のアンケート調査結果
株式会社ビズヒッツが行った、「大人になってから始めた習い事に関する意識調査」のアンケートを見てみましょう。
男女500人に聞いた「大人になってから始めた習い事」は、
1位はピアノやギターなどの「楽器(75人)」、僅差の2位は「英会話(72人)」、3位「料理(38)」という結果でした。
楽器は、「学生の頃にやっていた楽器を再開」「趣味として新たに始める」など、始める理由はさまざま。
大人になって金銭的に余裕が生まれたことで始める人も多く、初心者の大人を歓迎する音楽教室が多いことも大人の習い事として人気の理由と言えるでしょう。
2位の英会話は、ビジネスで活躍できる可能性が広がるという理由が挙げられます。
海外展開している企業なら海外勤務の可能性を広げられたり、入社にもTOEIC○○点以上という条件がついている会社もあります。英会話ができることで、自分の仕事能力に大いに貢献するでしょう。
また、6位7位にもパソコン関連・書道など、仕事に活かせる習い事が入っていました。
ビジネスに活かせる習い事なら、スキルアップを兼ねられるので効率が良いと考えるようですね。
3位には料理が入っていました。
料理の習い事を始める人の多くは女性が多く、結婚や婚活、主婦などが通っているようです。
なかでも、結婚を考える女性が「料理ができないこと」を克服するために始めたという声が多く挙がっています。
日頃料理をしている主婦からも、「レパートリーを増やしたい」「基礎を学びなおしたい」など料理に向き合っている声がありました。
4位と5位には、ダンスやヨガ・ピラティスと体を動かす習い事がランクインしています。
道具があまりいらず、自分の身体1つで始められるところが初心者にも人気なのではないでしょうか。
また、運動不足解消になるのはもちろん、ストレス発散やダイエットなどポジティブな効果がたくさんありますよね。
自分のためになる習い事が多い中、華道や武道など少し変わった習い事もランクインしていましたよ。
⑵ 空ちゃ独自の調査結果
空吹きチャーリー亭で毎月実施しているオープンデイでも、近隣の方々に「あなたが今、学びたいことは何ですか?」というアンケートをとってみました。
その結果は、
- 第1位:外国語を学びたい
- 第2位:ママ会(子育て悩み相談会)
- 第3位:絵を学びたい
- 第4位:コーヒー・紅茶の入れ方を学びたい
- 第5位:お金の勉強(つみたてNISAなど)
- その他:写真の撮り方講座、薬膳の知識を深めたい!、おうち性教育、運動・ダイエット
というような内容です。
確かに英語などの語学教室などの需要はありそうです。
が、薬膳の知識を深めたいというような、ニッチな学びのニーズもあることがわかります。
また、同じテーマを持つ仲間同士で和気あいあいと学びたいという声もいただきました。
なので、習い事の需要や人気があるジャンルというのあるということを念頭に置きつつ、
ご自分が得意とする分野との掛け算で教室の内容を決めることが重要です。
✅需要あるジャンル × 自分の得意分野 = あなたの教室
さらに近年はSNSでの発信が前提となりつつあるため、戦略としては「ニッチなNo.1」を目指して内容を組み立て、その価値をSNSなどできちんと発信すれば、関心がある人は集まってくる可能性は十分にあります。
2 大人の習い事の月謝料の相場は月いくら?
フコク生命の「大人の習い事の月謝」アンケートによると、大人の習い事にかける費用は、平均して8,914円です。
最も多かった回答として、6,000円~8,000円くらいが多いようですね。
また、住んでいる地域によっても異なり、東京都でいうと16,000円が平均となっています。
ただし、習い事の内容によっても大きく異なるので人気な習い事ごとに紹介していきます。
⑴ 料理
結婚を考える女性や主婦に人気な料理の習い事。
受講回数 | 頻度 | 受講料 | 1レッスンあたりの費用 |
6回 | 月1回 | 30,000円 | 4,000円~5,000円 |
12回 | 月2回 | 60,000円 | 4,000円~5,000円 |
※あくまで1例となります。
お料理教室の月謝の料金相場は、月1回コースなら5,000円程度、月2回コースなら10,000円くらいと考えておくと良いでしょう。
料理の習い事は、単発よりも半年ごとや6回コースのようにまとまった料金体系が多くなっています。
そのコースを平均すると1回あたり3,000~5,000円となります。
最近ではオンライン教室も人気で、対面よりも格安で受けられると人気を集めていますよ。
⑵ 英会話
英会話教室は、人数によって大きく料金が異なります。
人数 | 月額料金 | レッスン単価 |
グループレッスン(5~8名) | 10,000円~15,000円 | 3,000円~4,000円 |
少人数レッスン(2~5名) | 11,000円~17,000円 | 4,000円~5,000円 |
マンツーマンレッスン(1名) | 18,000円~3,0000円 | 6,000円~7,000円 |
グループレッスン(5~8名)なら1回あたり3,000円~4,000円、少人数レッスン(2~5名)だと4,000円~5,000円、マンツーマンレッスン(1名)なら6,000円~7,000円となっています。
基本的には参加人数が多いグループレッスンの単価が最も安く、人数が減るにつれて高くなる傾向です。
ほかにも月額数百円~1,500円程度のスクール管理費用が必要となることもあります。
毎月払うこともあれば、まとめて支払うケースもあるようですね。
⑶ 楽器
楽器によっても大きく異なるので、ピアノ教室を例に紹介します。
レベル | 個人レッスン月額料金 | グループレッスン月額料金 |
初心者 | 9,000円~11,000円 | 6,000円~9,000円 |
中・上級者(経験者) | 10,000円~12,000円 | 8,000円~11,000円 |
ピアノ教室の場合、教わるレベルと人数によって金額が異なります。
初心者なら8,000円~9,000円、中・上級者(経験者)だと10,000円~11,000円が相場です。
また、大手ピアノ教室か個人ピアノ教室かによっても異なり、個人ピアノ教室のほうが1,000~2,000円ほど安く設定していることが多いようです。
⑷ 書道
書道教室の相場は、5,000円~10,000円となっています。
級位や段位が上がると金額が高くなる傾向にあるようです。
また、月1,000~1,500円ほど半紙代や教材費がかかることもあるようですね。
⑸ ヨガ
ヨガの月謝制とは1ヶ月通い放題プランのことを指し、およそ10,000円~20,000円が相場です。
他にも、以下のような料金体系があります。
プラン | 金額相場 |
単発プラン(1回) | 3,000円~4,000円 |
チケット制(4回) | 5,000円~9,000円 |
フリーパス(一ヶ月通い放題) | 10,000円~20,000円 |
回数を増やすほど金額は高くなりますが、1回あたりの単価が安くなるという特徴がありますよ。
⑹ パソコン関連
パソコン関連と一言で言っても、学びたい内容や頻度によっても料金はさまざまです。
専門的なソフト(CAD、Photoshopなど)や、専門的な知識(webデザイン、プログラミングなど)が必要なほど高度な知識が必要となるので、高くなっていきます。
一般的な事務職で必要となる「パソコン基礎知識、Word、Excel」習得レベルの相場であれば、1時間あたり2,000~3,000円が相場となります。
そのため、1時間の講座を4回受けるなら8,000円~12,000円程度と考えておくと良いでしょう。
3 大人の習い事の月謝料の決め方
大人の習い事(=教室)の月謝料は、売上に直結するとともに集客においても重要なポイントです。
高額に設定することで受講者が少なくなり、安すぎる場合は利益が出せなくなることもあります。
そこで、基本となる2つの考え方を紹介するので参考にしてくださいね。
⑴ 相場から決める
相場から決める場合、まずは相場の月謝料を調査することが重要です。
ポイントをまとめると以下の通り。
- 同じ条件(人数制、月の回数)を調査する
- 地域ごとの金額も調査する
前提として、必ず同じ条件にして金額を設定しましょう。
たとえば、個人レッスンかグループレッスンか、月1回行うのと4回行うのでは、同じ料金でも単価が異なります。
ほかにも地域ごとによって相場金額も異なってきます。
たとえば、同じジャンルの教室でも駅前か田舎町にある教室では、土地の価格や利便性によってもレッスン料が何倍も違うことがあります。
そのため、必ず開きたい地域の相場を調べて同額もしくは少し安めの料金設定をすると良いでしょう。
⑵ 経費から決める
レッスンを行うときにかかってくる経費から決めることもおすすめです。
たとえば、「材料費」「家賃」「人件費」など、教室を続けるのに必要な経費がありますよね。
想定される経費をすべて洗い出し、月20万円かかるなら経費以上の売上以上となるようにしなければ赤字となってしまいます。
仮にひと月の生徒数を50人とするなら、最低4,000円は必要ということになります。
このラインを最低とし、利益を計算すると良いでしょう。
4 大人の習い事の需要と月謝料の決め方まとめ
今回は、大人の習い事の需要と月謝料の決め方について解説しました。
大人の習い事の需要としては、
- 楽器
- 英会話
- 料理
- ダンス
- ヨガ・ピラティス
- パソコン関連
- 書道
- 球技
- 華道・フラワーアレンジメント
- 武道
の順で人気でしたが、
習い事の需要や人気があるジャンルというのあるということを念頭に置きつつ、
ご自分が得意とする分野との掛け算で教室の内容を決めることが重要です。
✅需要あるジャンル × 自分の得意分野 = あなたの教室
さらに近年はSNSでの発信が前提となりつつあるため、戦略としては「ニッチなNo.1」を目指して頑張りましょうということがポイントでした。
また、大人の習い事の月謝相場は、習い事によって大きく異なります。
今回は大人の習い事の月謝相場について既存の調査結果などを元にまとめました。
その結果、大人の習い事にかける費用は、平均して8,914円です。
最も多かった回答として、6,000円~8,000円くらいが多いようです。
月謝料については、ジャンルや地域によっても大きく異なりますが、最初にしっかりと設計しておくことが重要です。
月謝料の決め方は、
- ①相場から決める
- ②経費から決める
の大きく2つありますが、最終的には両方の観点で試算し、継続可能な月謝料を考えていきましょう。
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また、毎月第4日曜日はOPENDAYと日曜フリマです。ぜひお散歩のついでにお立ち寄りいただき、空ちゃの中をご覧になってください。
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