割れた器を漆で貼り合わせ、欠けた部分は漆と土を混ぜたパテで埋めます。最後に、漆を塗ったところに金粉を蒔いたら、美しい金色の線があらわれます。

漆の硬化を待つ時間が必要なので、完成まで数ヶ月かかります。その時間も含めて、少しづつ形にしていく過程を楽しんでみてください。

この教室をきっかけに、普段の生活で馴染みのない漆について知っていただき、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

金継ぎ教室に参加すると

• 自分の大切な器がまた生活の中で使えるようになります。
• 毎日の生活の中で「うるし」を身近に感じられるようになります。

各回の作業工程

金継ぎ教室は、５回セットの連続講座となります。各回の作業工程※としては次のとおりです。

• 第1回 : 金継ぎの概要解説、下準備、割れを接着する
• 第2回 : ひびに漆を染み込ませる、欠けを埋める
• 第3回 : 埋めた部分を研いで成形する、再度欠けを埋める
• 第4回 : 埋めた部分を研いで成形する、漆を塗る
• 第5回 : 漆を塗った部分を研磨する、漆を塗り金粉を蒔く

※器の破損状況によって、作業工程は変わります。

金継ぎ教室開催概要

皆さんによくお問い合わせいただく質問の答えをまとめました。

• Q：全５回とありますが、講座の内容は同じですか？
• A：全て内容が違います。５回通して参加していただくと完成するように工程を組んでいます。
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• Q：参加できない日があるのですが、お休みした場合はどうなりますか？
• A：作業の進み具合によっては、最終回までに完成しない可能性がございます。その場合は、次の募集クラスに引き続きご参加いただけます。お休みされる場合は、お早めにご連絡ください。
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• Q：参加費は５回分まとめて支払うのですか？
• A：ご参加の当日に１回分ずつお支払いいただきますので、急なお休みの場合にも安心です。
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• Q：割れた器が手元にないのですが、参加できますか？
• A：ご参加いただけますが、金継ぎ技法を学ぶために割れた器を1つご用意されることをおすすめします。ご友人やお知り合いの方に聞いてみたり、使っていない器を割って生まれ変わらせるというのも一つの手かと思います。
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• Q：直したい器を3〜5点用意するとありますが、手元に欠けた器が1点しかありません。
• A：欠け1点だけですと、金継ぎ技法の割れ・ひびを学ぶことができません。作業がすぐに終わってしまって時間が余ってしまうかもしれません。せっかく参加されるのであれば、割れ・欠け・ひび3種類を合わせて3〜5点ご用意いただくことをおすすめします。
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• Q：割れた器は1点までとありますが、もっと直したい器があるのですがだめですか？
• A：2時間の時間内に作業ができるのであれば、お持ちいただいても構いません。初めての方は作業に時間がかかってしまうので、時間内に作業を終えられるように割れた器は1点といたしました。
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• Q：金継ぎの道具を持っていないのですが、道具セットを購入した方が良いですか？
• A：教室で使用する道具は全てご用意いたしますので、道具セットを購入する必要はございません。もしご自宅でも作業したい方は、どのような道具が必要かご案内しますのでご相談ください。
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• Q：金消粉は別途購入とありますが、買わないといけませんか？
• A：教室では、銀消粉・錫粉・合成金粉・漆塗り（赤・黒・翠・ベージュ）をお選びいただけます。金色をご希望でしたら、合成金粉を使用される場合は無料です。合成金粉はアルミ粉に金を蒸着したもので、見た目はほとんど金消粉とおなじです。純金を使いたい場合はまとめて購入いたしますので、初回に希望をお聞きします。金粉の価格は時価になりますが、0.1gで2500円程度が目安です。

参加者の声

• 思い出の器、大好きな器が欠けてしまって、捨てるに捨てられずにしまい込んでいて、それがまた使えるようになり、とても嬉しい。
• たくさんの工程を経て出来上がるのに驚きました。
• 金継ぎなので金色だけかと思っていたけれど、色々な色に仕上がるのにびっくりです。

主催者紹介

うるし工房一良 いのうえゆきこ　   生活雑貨店勤務を経て、40代で一念発起し、岩手県八幡平市安代漆工技術研究センターで2年間漆塗りを学ぶ。 横須賀市在住。 Instagram：@soratosakuragai