【効果は5倍以上】アウトプットと反復学習で学びを加速

【効果は5倍以上】アウトプットと反復学習で学びを加速

今回は、アウトプットと反復学習による効率的な学びについて「空吹きチャーリー亭」運営事務局スタッフが解説します。

また、学び方について詳しく知りたい人に向けて、最後におすすめの著書も紹介しています。

 

昨今では、小学生でも「自ら学び実践する」ことが求められています。

大人の私たちも、学びたいと思ってもいろいろな事情で手を出せないという人も多いと思います。

 

そこで本日の記事は、次のような悩みを抱える人に向けた記事となっています。

  • 毎日が忙しくて学びの時間をとることができません。
  • 勉強してもすぐに忘れてしまうのを何とかして!
  • 効率的に学ぶ方法を教えてくれませんか?

 

結論からいうと、大人の学びを効率化するには「アウトプット」と「反復学習」が重要なポイントです。

この記事を読むことで、

  • ✅効率的に学ぶための方法がわかります
  • ✅忙しい中での学び方と記憶の定着化のポイントがわかります
  • ✅明日から何をすれば良いかがわかります

を知ることができ、学びを効率化することで、あなたの人生をより豊かになります。

また、具体的な方法として注目されているラーニングピラミッドと、関連するアクティブラーニング法についても紹介するので参考にしてくださいね。

 

この記事の発信元について

  • 【空吹きチャーリー亭とは】
  • 東横線大倉山駅最寄り横浜市港北区大曽根にある学びのレンタルスペース・シェアキッチン。「おしえる、おそわる、仲間ができる。」をテーマに、地域の学びのサークル活動や教室開催、ブックカフェなどの飲食店営業の場としてご利用いただけます。
  • 活動支援として、活動初期段階でのアドバイス、リーダーの心得、仲間集め、広報展開、活動管理などの個別相談や研修なども実施しています。
  • 利用方法と料金バナー

では早速、アウトプットと反復学習による効率的な学びについて、深堀解説をしていきます。

 

1 結論:学びの効率化はアウトプットと反復学習が鍵

最初に結論からいうと、学びを効率化するにはアウトプットと反復学習がポイントです。

反復学習は、個人で土台となる基礎を身に付ける効果があり、その上でアウトプットを行うのが最も効率的です。

アウトプットは他者を巻き込んで行うことで学びが深くなり、学んだ抽象的な内容を言語化やプレゼンすることで自分の知識として落とし込むことができます。

この2つの方法を組み合わせた学び方をラーニングピラミッドといいます。

ラーニングピラミッドについては次章で詳しく解説します。

 

2 ラーニングピラミッドが示すアクティブラーニング効果とは

ラーニングピラミッド(英語: Learning pyramid)とは、様々な種類の学習方法と記憶への定着度合い(学習定着率)を模式的に表現した図のことです。

ラーニングピラミッドは、1954年に出版された『Audio-Visual Methods in Teaching(視聴覚法の教授法)』という本に由来すると考えられています。

ラーニングピラミッド

  • 本を読んで知ったことは2週間後には10%しか覚えておらず
  • 人から聞いたことでは20%
  • 画像を見て知ったことは30%
  • 動画やデモンストレーションなどを見聞きした場合は50%
  • ディスカッションやトークで自分が発言したことは70%
  • そして実際に自分で実践したことは2週間後でも90%覚えている

 

という図ですが、このピラミッドモデルは、1960年代初頭にメイン州ベセルにある国立訓練研究所(National Training Laboratories Institute)の本部があるキャンパスで開発されたようです。

しかし、当時の研究資料は現存しておらず、各パーセンテージの根拠も残っていないため、学術的な裏付けのある内容ではありません。

しかし、このラーニングピラミッドの概念は、多くの教育者を熱狂させ、現在、文部科学省も含め世界各地での教育体系の中で実際に取り入れられているようです。

この自分が実際に発言したり、行動したりすることによる学習方法を

通称「アクティブラーニング」といいます。

 

経緯は不明ですが、当初のラーニングピラミッドの図は、その後変更され、学習方法と学習定着率との関係は、以下の7つの段階に分かれています。

なお、繰り返しにはなりますが、この学習定着率の根拠はありません

しかし、多くの教育者を引きつけるのは、数値はさておきその並び順が直観的に正しいと感じるからなのかもしれません。

内容 学習定着率 具体的な方法
講義 5% 授業や講義に参加
読書 10% 学びたい内容の本を読む
視聴覚 20% 動画・DVDを見る
実演 30% 実際に起きていることを体験する
ディスカッション・議論 50% 自分の意見を相手に伝えたり、意見を聞く
実践による経験・練習 75% 実技がある科目は手や体を動かして実践する
他人に教える 90% プレゼンや他人に教える

下にいけばいくほど学習の定着効果が高く、段階を踏んでより深い学習を行うことで、理解度も向上します。

アクティブラーニングで期待できる効果は、「主体性をもって学習する力が身につく」「解決すべき課題を発見し、解決する力が身につく」ことです。

主体的な学習方法は文部科学省も推奨しており、「アクティブラーニング効果」が期待できます。

アクティブラーニングとは、受け身ではなく自ら学習に取り組むように考えられた学習方法です。

以前は与えられた仕事をこなす人材が求められていましたが、近年は新しい物を生み出せる人材を求める企業が増えてきている背景もあって、自ら調べて、行動し、課題解決ができる人材が求められています。

 

3 インプットしたら即アウトプットで学びが加速

アクティブラーニングモデルでは、何かを学んだ(=インプット)とき、すぐに実行(=アウトプット)することで、学びが加速します。

具体的なアウトプット方法は以下の3つです。

  • 書き出す:メモやノート、パソコンでまとめる
  • 話す:誰かに説明したり、プレゼンする
  • 行動する:学んだ情報を基に、何かをつくったり実践してみる

 

これは例えば、電話番号を記憶するとき、1回も自分からかけたことが無い電話番号は、覚えられないことが多いと思います。

しかし、実家の電話番号や妻や恋人の携帯電話番号は、何度も自分からかけるため、覚えようと思わなくても自然と記憶に残っていると思います。

同様に、一度読んだだけの本は、人に説明しようとしても、「あれ?何書いてあったけ?」と思い出せないものです。

しかし、本の内容を要約してパワーポイント資料にまとめ、誰かに説明・プレゼンすると、説明が終わった後も驚くほど内容が記憶に残っている経験はないでしょうか?

英語の練習も、教科書を目で見るだけでは、何も記憶に残りませんが、実際の会話で自分が発言した単語やフレーズは驚くほど記憶に残っていることと思います。

これが、ラーニングピラミッドに引きつけられる理由です。

実体験に照らし合わせると、ラーニングピラミッドの並び順が直観的に正しいと感じることでしょう。

なので、インプットしたら即アウトプットをすることにより、効率的に学ぶことができ、学びを加速することができるようになります。

 

4 さらに反復学習がもたらす記憶定着効果

さらに学んだことを反復学習することで、記憶にも残りやすくなります。

反復学習とは、同じ内容を繰り返し学習して記憶することです。

人間の脳は、触れる頻度の高い情報ほど重要だと認識し、忘れにくくする性質があります。

脳が物事を記憶するときのステップは、以下のとおりです。

  • ①海馬に情報が保存
  • ②海馬から大脳皮質に記憶が送られる

 

1ステップ目に、あらゆる情報が一時的に海馬に記憶されます。

そして、その情報の中から必要なものを選択し不要なものを捨てさる役割を担っています。

つぎに、1ステップ目で海馬で必要と判断された情報は、海馬より容量の大きい器官である大脳皮質に送られます。

大脳皮質に送られた情報は長期的に記憶され、忘れにくい情報として保存されます。

つまり、学習内容を脳に定着するには、海馬に重要であると認識させ、大脳皮質に送ってもらう必要があります。

その方法こそ反復学習で繰り返し学習したものを重要とみなすので、海馬が情報の重要性を認識するまで行うのが学習の基本であるといえます。

 

5 アウトプットと反復学習効果に関連する図書紹介

最後に、アウトプットと反復学習効果の効果的な方法を紹介している図書を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

学びを結果に変えるアウトプット大全』は、精神科医が脳科学に基づいたアウトプットの方法を解説しています。

日本で初めてアウトプットに特化したアウトプットの決定版とも言える一冊で、80の視点からアウトプットのノウハウが掲載されています。

各項は見開き完結型でまとまっているので、すき間時間に気軽に手に取ることができます。

しかも図解入りなので直感的に理解しやすく、読んだ日から即実践できる内容ばかり。

この著を読み、自分の人生を能動的・積極的に変えてみてはいかがでしょうか。

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学び方の学び方』は、著者が本に書いてある内容で勉強したらオックスフォード大学に入れたという実績を持つ本です。

この本は、神経科学や認知心理学に基づき、効率的に学習能力を高めることができる方法を科学的に解説しています。

アウトプットに役立つことはもちろん、インプット能力を高めるひとにもおすすめの1冊。

詳しい実践方法やツールも紹介されているので、手始めに何かを取り組んでみたいという人はぜひ読んでみて下さいね。

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6 アウトプットと反復学習による学び方:まとめ

忙しい社会人が何かを学ぶには、アウトプットと反復学習を併用して効率よく勉強することが重要です。

学ぶことで新しい知識や経験が増え、結果として人生が豊かになることに繋がります。

学びの基本は、何度も同じ内容を繰り返し学ぶこと。

さまざまな方法がありますが、方法が見つからないなら本を読んで自分に合った内容を見つけてみてください。

 

空吹きチャーリー亭は、本日ご紹介した小さな飲食店開業に最適なシェアスペースです。お試し利用も可能ですので詳細については、適宜お問合せください。お試し利用も可能ですので詳細については、適宜お問合せください。

また、毎月第4日曜日はOPENDAYと日曜フリマです。ぜひお散歩のついでにお立ち寄りいただき、空ちゃの中をご覧になってください。

それでは、明日以降のあなたの活動が、より充実したものになるよう祈っています。

Instagram「@solafuki_charlie_tei」とTwitter「@solacha_jp」も更新していますので、是非ご覧ください。

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