今回は、サークルや教室の運営者向けに人間関係のトラブルを修復する方法について「空吹きチャーリー亭」運営事務局スタッフが、家庭生活の事例も交えながら解説します。
本日の記事は、地域内でサークル活動や教室運営をされている方で
- サークル活動や教室内で人間関係が最悪になってしまった。私が悪いのかな。(泣)
- どうしたら人間関係を修復できるのか教えてください。
- 自分が逃げられるなら逃げたいけど、逃げられない場合はどうしたらいいの?
という悩みを抱えている人向けの記事になります。
この記事を読むことで、
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ようになります。
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では早速、人間関係を修復する方法について、深堀解説をしていきます。
Table of Contents
Toggle1 チェックリストで確認!人間関係がこじれやすい人の特徴
試行錯誤をし、勇気を出して立ち上げたコミュニティ。
同じ趣味を持つ仲間たちとの活動は、かけがえのない時間です。
しかし、いつの間にかメンバー同士で人間関係がこじれてしまい、ギスギスした雰囲気になってしまったら、とても悲しいですよね。
今回はあなたが主催者の立場として『人間関係を修復する方法』を紹介していきます!
まずは、人間関係がこじれやすい人の特徴についてチェックリスト形式で確認しましょう。
□自己中心的な行動 |
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□信頼性に欠ける |
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□過度な競争心・承認欲求が強い |
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□感情のコントロールができない |
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□正義感が強すぎる |
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□社交的なスキルの不足 |
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□過去にトラブルがある |
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7つ紹介しましたが、いかがでしょうか。
サークル等のコミュニティに関わらず、“人として大切なこと”や“一般常識的な部分”が欠けてしまっていると、どうしても人間関係がこじれやすくなってしまいます。
また7つの項目の中で、自分やメンバー内に少しでもその傾向があると心の中で感じた人は注意しましょう。
ふとしたきっかけで、その心の傾向は増幅され、周りにあふれ出てくる可能性があります。
2 サークルや教室内の人間関係トラブルの典型的な事例
次に、サークル活動や教室内で起こりやすい人間関係のトラブルの典型的な事例を紹介いたします。
もしかしたら既に心当たりがある方もいるかもしれません…!
⑴ 時間や約束を守れない!ルーズな人
日頃から遅刻ばかり、イベントや発表会の日までも遅刻!挙句に無断欠席。
しかも本人は謝りもせずヘラヘラ…
特別な理由もないのに時間や約束にルーズな人がいると、周りが迷惑してしまいます。
その結果、その人への風当たりが強くなる他、それを注意しないあなたへの不満も溜まってしまう原因に。
⑵ またイライラしてる?感情のコントロールができない人
「自分の機嫌は自分でとる」という言葉がありますが、怒りや不満がすぐに顔と態度に出てしまうタイプの人っていますよね。
しかも理由が、「旦那と喧嘩した」など、コミュニティとは一切関係ないものということも。
口に出さなくてもピリピリした空気は周りの雰囲気を悪くし、楽しく参加したい人にとって迷惑です。
⑶ 周りの意見は聞き入れない!自己中心的な人
自分の都合に合わせたイベントや活動の提案をしたり、自分の意見を曲げずに押し通そうとしたりするタイプです。
積極的に意見を言ってくれるのは有難いのですが、お互い譲り合わないと全員にとっての楽しい時間を作ることができません。
また、同じ意見を持つ仲間を集めて派閥を作ることもあり、厄介なタイプです。
3 サークルや教室内の人間関係トラブルを修復する具体的方法
サークル活動や教室内のこじれた人間関係を修復するためには、具体的な対策が必要になります。
主催者としての立場で人間関係を修復するための方法を詳しく説明していきます!
⑴ 個別ヒアリングをする
当事者に話を聞き、お互いの言い分を個別にヒアリングします。
人間関係を修復するために、相手の立場や気持ちを理解することが重要です。
あなたは聴く力を養い、相手の意見や感情に耳を傾けましょう。
当事者同士が修復を望んでいない考えのこともあり、その場合あなたや周りがどれだけ悩んでも、改善できないことがあります。
そのため個別にヒアリングをし、トラブルの元になっている事情を正確に把握する意義は大きいです。
⑵ ミーティングなど意見交換の場を設ける
活動が終わった後の時間などでメンバー同士の意見交換ができる場を設けるようにします。
また定期ミーティングの日などを設定し、これからの目標や活動予定、方針を伝えるとともに、活動の問題点や懸念事項を共有できるようにしましょう。
日ごろ感じている不満や改善点をメンバーに話してもらうことで、当事者の方々が考え直すきっかけになることがあります。
ただし、トラブルが深刻な場合はメンバーみんなで意見交換するのではなく、前述の1対1の個別ヒアリングで話し合う方が効果的です。
⑶ サークルや教室の運営規則を適用する
明確な運営規則を設けていれば、その規則に従って相手を指導し、規則を遵守するよう伝えることが有効です。
会の活動ルールが予め定められていれば、大半の人が守ろうと意識するようになります。
入会時にも規則の確認をし、同意してもらっていればなお有効です。
また、ルール違反者に対して除名などの措置をとるときにも、規則があるとスムーズです。
最初は「面倒くさい!何の役に立つの?」と思いますが、活動規則の策定はトラブルを回避するための方策としては非常に有効です。
少しドライな対応ですが、会の規律を守るためには、予めサークルや教室の運営規則を策定し、それに則った会の運営を心がけましょう。
⑷ 共通の目標を共有する
あなたのサークルや教室に参加してくれた人は、何かあなたの活動に期待があって貴重な時間を割いて参加していることと思います。
なので、トラブルは起こってしまったかもしれませんが、改めて会の共通の目標を共有してみましょう。
共通の目標が改めて共有されることで、トラブルという山を一緒に乗り越えようという感情が芽生え、メンバー間の結束力が向上します。
そうすると、身勝手な行動や発言も減るようになり、メンバー同士で思いやりを持って接することができるようになります。
⑸ 役割を与える
トラブルを起こした人が悪意を持って起こした場合は規則などに則り毅然とした対応をする必要がありますが、その人なりに会を良くしようと思って行動したことが結果的にトラブルになることがあります。
その場合、トラブルを起こした人は良かれと思って行動しています。
そのような場合には、いっそのこと会の目標達成に向けて、トラブルを起こした人に役割を与えることで、事態が改善される場合があります。
例えば、技術力が高い人がトラブルを起こした場合、その人を「技術顧問」のような役割を与えることで、円満に解決する場合もあります。
役割を与えられることで自分は会の一員なんだという自覚が芽生えます。
⑹ 運営者が笑顔を心がける
人の感情は鏡のようなものだとよく言われます。
なので、サークル活動や教室の運営者であるあなたが「笑顔」であることは大変重要なポイントです。
例え、前回の活動でトラブルがあり、ギスギスした雰囲気となっても、次回の活動においては「笑顔」でスタートすることは、会を前向きに立て直す大きな支えになります。
イライラと不機嫌を醸し出すあなたの周りには人は寄ってきません。
ということで、心の中では笑顔になれなくても、少なくても表の表情は笑顔でいられるよう鏡の前で練習してみましょう。
⑺ 運営者は活動に対して真摯であること
真摯とは「まじめで、ひたむきなさま。」を意味します。
あなたが不誠実で、嘘つきで、不真面目であれば誰もついてこないでしょう。
一方で、サークルや教室の活動目的に向かって、真面目に、ひたむきに行動していれば、その思いは波紋のように各メンバーに自然と伝わるものです。
親の背中を見て子は育つと言いますが、あなたの日々の真摯な行動が、結局は一番の処方箋かもしれません。
⑻ 少し時間と距離を置く
感情の起伏には波があります。
イライラや怒りの感情も時とともに和らいでいくものです。
そして面と向かって直接感情をぶつけ合わなければ、自然と穏やかになることも多いです。
人間関係のこじれた感情も、時が経ち、距離も置かれれば「何で怒っていたんだっけ?」となる場合もあります。
色々やっても中々人間関係が修復されない場合は、少し時間や距離をおいてみましょう。
ただ、人によっては感情が時間とともに増幅される人もいますので、見極めが肝心です。
また、クールダウンの期間が長すぎると会の帰属意識が失われ、最悪メンバーが脱退していくことになりますので、長すぎず適切な期間にしましょう。
4 家庭生活の事例に学ぶ人間関係の修復成功例
- 色々やってみたけれど、中々トラブルが解決しない。
- でも、自分は会の運営者なので簡単には逃げられない。
そんなあなたに、簡単に逃げられない関係の典型例としての「家庭生活」において、人間関係のトラブルの修復方法を学んでみましょう。
夫や義実家も、元は他人であることを考えると家族も一つの“コミュニティ”といえます。
小さなことで揉め事に発展することもありますが、簡単に「解散!」というわけにもいきません。
試行錯誤をし、お互いに思いやりを持ちながら解決していきますよね。
そんな家庭生活は人間関係修復に役立つヒントが沢山あるのです。
家庭生活から、実例を通じた人間関係の修復成功例を紹介したいと思います!
Aさんの事例 :察してほしい!じゃわからない。言葉の大切さ。
「最近夜泣きが酷くて夜寝られていないんだよね」と私が言ったときのこと。
旦那は「そっかぁ。大変そうだね」で終わり。
「今夜は代わろうか?」や「今俺見てるから昼寝してきたら?」という一言がもらえず、私はイライラ。
夫婦間はギスギスになってしまいました。
話し合いをしたところ、「夜寝られていないから、今夜は代われる?」と言われていたら、快く代わっていたと言われました。
家族とはいえ、元は他人。
“察してほしい!”じゃわからないことも多いのだと、改めて言葉で伝えることの大切さに気付きました。
Bさんの事例 :価値観の違いを認め合う思いやりを
子どもが赤ちゃんの頃、義母から親戚中のお下がりをもらいました。
古い物で20年前。染みや他の子の名前が書いてある大量の服に、私はうんざり。
夫を通じて「いらない」と伝えてもらうと、嫁姑関係はギスギスに。
後日話し合うと、義母は『使えるものは使える限り使う。』というタイプ。
一方で私は、『知らない子のお下がりには抵抗がある』というタイプでした。
お互いに譲り合い、『旦那の兄弟までのお下がりは受け取るが、私が知らない親戚のものはいらない』という結論に。
育ってきた環境が違うため、価値観が違うのはあたり前。
お互いに価値観の違いを認め合う思いやりを持つことの大切さを知った出来事でした。
5 どうしても人間関係のトラブルを修復できない場合の対応策
色々やってみたけれどサークルや教室内の人間関係のトラブルをどうしても修復不可能な場合、主催者としてどのように対処すべきか考えましょう。
以下は、困難な状況に対処するための対策です。
⑴ コミュニティを分割する
修復することが難しく、コミュニティ内に派閥ができてしまっている場合、思い切って分割することを考えてみましょう。
回数を増やし、別々に活動を行うという方法です。
面倒に感じるかもしれませんが、新たなメンバーを募集する余裕ができ、楽しみも増えるかもしれません。
他にも、別のコミュニティを作るように提案することもおすすめです。
問題があるメンバーやその周囲に対して、「リーダーシップがあると思うよ!」などと伝え、それとなく別コミュニティを作ってもらう方法です。
自分で運営することで、リーダーの大変さに気づき、自分自身を見直すきっかけになるかもしれません。
⑵ メンバーの除名
最終的な手段として、トラブルを引き起こすメンバーに対する除名を検討することがあります。
ただし、これは最後の手段であり、他の解決策を試しても効果がなかった場合に行うようにしましょう。
特に原因となる人物が1人であり、その人のせいでメンバーの多くが迷惑を被っている場合には除名は有効な方法といえるでしょう。
一方で、「コミュニケーションの不足」「社会的スキルの不足」といった内容では除名しにくく、メンバーの理解も得にくい可能性が高いです。
除名は慎重に行い、サークルや教室の規則に基づいて判断します。
⑶ 休止・解散の検討
最悪の場合、サークルやグループを休止・解散することも考慮しなければならないかもしれません。
トラブルが解決できず、メンバーの安全や幸せ、コミュニティの活動に影響を及ぼす場合、一旦活動を休止し、最悪の場合は解散が唯一の選択肢となることがあります。
また、トラブルが起き、解決しようと試行錯誤をしていくうちに、主催者が精神的に辛くなってしまうことがあります。
せっかくこれまで築いてきたコミュニティを解散することは不本意で悲しいですが、まずはあなたの心の健康を守ることを大切にしてほしいです。
休止・解散をしても、また別の形で再出発することは十分に可能です!
無理をせず、限界を感じたらコミュニティを一旦休止し、それでも無理なら解散しましょう。
6 サークルや教室の人間関係トラブルを修復する方法まとめ
いかがでしたでしょうか?
サークルや教室内の人間関係トラブルを修復するためには、主催者だけではなく、参加しているメンバーの協力が不可欠です。
主催しているのはあなたかもしれませんが、お互いの思いやりがないとコミュニティは成り立ちません。
日ごろからミーティング等でお互いの意見を知る機会を作ったり、共通の目標を設定して結束力を高めたりすることを意識し、トラブルの起こりにくいコミュニティを築いていけるといいですね。
では最後に、本日学んだことの項目を改めて再掲します。
1 チェックリストで確認!人間関係がこじれやすい人の特徴
- □自己中心的な行動
- □信頼性に欠ける
- □過度な競争心・承認欲求が強い
- □感情のコントロールができない
- □正義感が強すぎる
- □社交的なスキルの不足
- □過去にトラブルがある
2 サークルや教室内の人間関係トラブルの典型的な事例
- ⑴ 時間や約束を守れない!ルーズな人
- ⑵ またイライラしてる?感情のコントロールができない人
- ⑶ 周りの意見は聞き入れない!自己中心的な人
3 サークルや教室内の人間関係トラブルを修復する具体的方法
- ⑴ 個別ヒアリングをする
- ⑵ ミーティングなど意見交換の場を設ける
- ⑶ サークルや教室の運営規則を適用する
- ⑷ 共通の目標を共有する
- ⑸ 役割を与える
- ⑹ 運営者が笑顔を心がける
- ⑺ 運営者は活動に対して真摯であること
- ⑻ 少し時間と距離を置く
4 家庭生活の事例に学ぶ人間関係の修復成功例
- Aさんの事例 :察してほしい!じゃわからない。言葉の大切さ。
- Bさんの事例 :価値観の違いを認め合う思いやりを
5 どうしても人間関係のトラブルを修復できない場合の対応策
- ⑴ コミュニティを分割する
- ⑵ メンバーの除名
- ⑶ 休止・解散の検討
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