今回は、大人が学び続けることの大切さについて「空吹きチャーリー亭」運営事務局スタッフが解説します。
また今回、「学ぶお金なんてないよ!」という人のために、お金をかけずに学ぶ方法もご紹介します。
さて、今の時代、大人も学び続ける必要があると言われています。
しかし、大人が学ぶことの理由が気になる人も多いのではないでしょうか。
- 大人になって学び続ける必要性はあるの?
- 学び続けるとどんないいことがあるの?
- 大人の学びってお金かかりそうだから手が出しにくいよね。
本日の記事は、このような思いを抱く人向けの記事になります。
先に結論を言ってしまうと、大人が学ぶ理由は、
現代社会の変化により将来が読めなくなっている
からです。
この記事を読むことで、
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を知ることができます。
大人が学ぶことによる効果を理解し、ぜひあなたの将来に役立ててくださいね。
この記事の発信元について
では早速、大人が学び続けることの大切さとお金をかけずに学ぶ方法について、深堀解説をしていきます。
Table of Contents
Toggle1 大人が学び続ける大切さと必要性
現代では生涯学習の時代と言われ、大人も学び続ける必要があると言われています。
その理由を一言でいうと、「先行き不透明で将来が確約されていないから」。
このような先行き不透明で将来の予測が困難な時代を「VUCA(ブーカ)時代」とも言っています。
VUCA(ブーカ)はそれぞれ以下の頭文字を取っています。
- V(Volatility):変動性
- U(Uncertainty):不確実性
- C(Complexity):複雑性
- A(Ambiguity):曖昧性
具体的な意味や実際の例は以下のとおりとなります。
具体例 | |
V(Volatility):変動性 |
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U(Uncertainty):不確実性 |
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C(Complexity):複雑性 |
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A(Ambiguity):曖昧性 |
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現代では予測できない事態が起こっており、先を見通しにくい時代になっていることがわかります。
私たちの生活にも影響しているのは、たとえば「大手に就職すれば将来安泰」や「勉強は大学までで、社会人になったら必要ない」という考えが通用しなくなっていることが挙げられます。
20年前までは終身雇用が一般的だったので、大手に就職することを目的とする人も多かったです。
しかし、終身雇用制度の撤廃や年功序列ではなく実力主義社会になり、自ら成長し続けなければ働き続けることも難しくなりました。
このように、変化のスピードが速すぎて「こうしておけば安心」という確固たることは存在しません。
だからこそ、大人が学び続けることの大切さを理解し、変化に対応するためにも学び続けることが重要なのです。
2 学び続ける大人が得られるモノや価値
では、学び続ける大人が得られるモノや価値にはいったい何があるのでしょうか。
結論から言って、学び続けることで、次の3つの段階の価値を手にすることができます。
- 自分で自分の価値を上げることができる
- 家族や友人、会社の同僚などをサポートすることができる
- 自身の心と周辺に安定と調和をもたらす
それぞれについて解説をしていきます。
① 自分で自分の価値を上げることができる
学び続ける大人が得られる第一のモノや価値は、
- 「世界が広がること」
- それによって「自分自信が成長し」
- 「自分で自分の価値を上げること」ができます。
学ぶことで新しい知識が習得でき、知らないことが分かることで世界が広がります。
今のあなたが知っている情報は世界のたった「ひとかけら」のことでしかありません。
同じ場所を訪れても、知識があるだけで今までとは異なった見え方や考え方にたどり着くよう変化します。
前述のとおり、VUCA(ブーカ)時代にあっては、学び続けることで変化への対応も可能となります。
また、学ぶことで自分を成長させ、自分自身を深める効果もあります。
学ぶとは、自分に対する問いかけをする行為でもあり、問いかけを繰り返すことで考え自体が深くなります。
「人間は考える葦である」というパスカルの有名な言葉にあるように、わたしたち人間は考えるからこそ人間足りうるともいえます。
そして様々な知識を吸収し、また経験を積むことで、学び続けることにより、自分で自分の価値を上げることができます。
こう考えると人間というのは、学び続けることに最適な種族になっており、宇宙の中では「修行装置」のような役割があるのかもしれませんね。
② 家族や友人、会社の同僚などをサポートすることができる
学び続ける大人が得られる第一のモノや価値は、周辺の人達に対してのサポートです。
お子さんがいらっしゃる親御さんであれば、この点については理解がしやすいかと思います。
何のために学ぶのかということについて、第一では自分自身のためです。
しかし、第二としては、子どもや孫等にその知識や経験を教えたい・伝えたいという欲求があります。
子どもには、自分の道がありますし、親からの知識や経験は、それこそ時代に合わないと煙たがるかもしれません。
ただ、煙たがられても、その内容が反面教師となっても、親が子どもに教えたり伝えたりした内容は、その子の将来に波紋のように影響を与えることになります。
そして、その波紋が結果的に子どもたちの人生をサポートすることにつながります。
なので、ご自身が学び続けることによって得た知識・経験をどんどん子ども達に伝えていきましょう。
そして、自分の子どもや孫だけでなく、周囲の友人や会社の同僚など、困っている人がいれば、自分の知識・経験を伝え、サポートしましょう。
そのようなサポートができるようになることが、あなたが学び続けることの意義や必要性になります。
③ 自身の心と周辺に安定と調和をもたらす
学び続ける大人が得られる第三のモノや価値は、自身の心と周辺に安定と調和をもたらすことです。
学び続けることで自分自身の価値も高まり、また周囲をサポートすることでお互いが助かり、その結果あなたの毎日の生活はもっと豊かになると思います。
困っているとき、不安なときに誰かに何かを教えてもらったり、助けてもらったことは「感謝」につながります。
学び合うことにより心の不安を払い、感謝の連鎖によって、安定と調和を生み出します。
これが、学び続ける大人が得られる価値になります。
<参考メモ>「study」と「learn」の違いとは?
学ぶという行為を英語で表現すると、「study」と「learn」の2種類の単語がでてきます。
辞書などで調べますと、
- 「learn」は、勉強や練習、経験などを通して、「結果」として知識やスキルを身につけること
- 「study」は、何かを学ぶ「過程」そのもの
要は、何かを学ぶ「過程」か「結果」かということです。
なので、まずは「study」をして、その結果「learn」という点に到達し、また「study」をして、「learn」に至るという階段のような状態というわけです。
この記事では大人が学び続ける必要性についての解説しますので、2つの単語を比べた場合「study」する場合の価値について説明したいと思います。
ちなみに、「study」の語源はラテン語の「studium」という言葉が由来ということです。
これは「情熱、熱意」を意味する言葉ということです。
つまり、「study」では自分から情熱を燃やして学び続けるという意味が含まれており、子ども達の「遊び」に熱中している状態に近いニュアンスとなります。
日本語の「勉強」という言葉が生み出す何か強制的にやらされるニュアンスとはまったく反対の意味が、「study」に込められています。
最初に「study」を「勉強」と訳した人は、大変な取違いをし、その後の日本の勉強嫌いを大量に生み出してしまったと言えるでしょう。
3 大人がお金をかけずに学ぶ方法
さて、少し概念的なお話が続いてしまったので、ここからは大人がお金をかけずに学ぶ具体的な方法について解説します。
大人が学ぶには、「大学にもう一回入学する」「習い事で学ぶ」「オンラインセミナーに参加」など、さまざまな方法が存在します。
とはいえ、毎日の生活もありますし、できるならお金をかけずに学びたいものですよね。
そのため、最後にお金をかけずに学ぶ方法について詳しく紹介します。
方法1:図書館で読書
図書館ではさまざまなジャンルを無料で読めるので、お金をかけずに学びたい人に適しています。
結論、図書館で読書することのメリットとしては以下のとおりです。
- 情報の正確性が高い
- 1冊で情報を網羅できる
本から得られる情報は、他の媒体と比較しても正確で信頼性が高いです。
インターネットが発達している現代ではweb上にも膨大な情報があり、日々新しい情報が発信されていますが、情報の信頼性は難しいという現状があります。
インターネットで学ぶのは、正しい情報を取捨選択するにも時間や手間がかかるので何かを真剣に学びたい人には向かないでしょう。
一方、本は著者や出版社といった「情報発信者」が記載されているので、情報に安心感を与えてくれます。
また、1冊で情報を網羅できるのも本の魅力です。
インターネットの断片的な情報とは異なり、本には一連の情報が流れに沿って書かれています。
そのため、「イチから何かを学びたい」という初心者にこそ、本で学ぶことがおすすめなのです。
方法2:ブログなどで発信する
学ぶ=インプットに注力しがちですが、学んだら必ずアウトプットすることが重要です。
アウトプットのメリットはこちら。
- スキルや能力を定着させる
- 自信につながる
アウトプットする最大のメリットは、インプットした知識や情報を定着させる効果です。
アウトプットによる学びの効果は、単にインプットする場合と比較して5倍以上効果があると言われています。
誰かにわかりやすく説明する・文章にまとめるためには、得た情報を整理して自分の中に落とし込めていないと伝えることはできません。
アウトプットする方法の1つとして、ブログで学んだ情報を発信することもおすすめです。
ブログで期待できる効果は、「自分が理解できていないところがハッキリする」ことです。
誰かに教えるように書くことで、分かったつもりになっていることが浮き彫りになります。
分かったつもりでいることは、理解しきれていないのでスラスラ書くことが難しいでしょう。
方法3:学びのコミュニティを作る
学びのコミュニティを新しく作ることもおすすめです。
コミュニティに参加することで情報収集はもちろん、以下のようなメリットが得られます。
- 持っている知識が広がる
- 自分の知識の幅を確認する
- 集合知が形成される
同じ興味・関心をもつ人が集まるので、自分1人では得られない情報を得ることができます。
お互いの知識やスキルを交換することで、思いがけないアウトプットを得られるかもしれません。
また、自分とは経験や知識が異なる仲間と関わることで、自分が今何を知っている・知らないことの整理やできることなどの自分自信の知識の幅を確認することができます。
また、お互いの経験・知識を共有することで、もっと高次な知識に昇華することがあります。
いわゆる「集合知」というものです。
これは、一人で学ぶだけでは得られないものです。
また、コミュニティの中で学ぶというのはとても「楽しい」ことです。
楽しみながら学べるという「study」本来の語源に帰った学び方とも言えるでしょう。
学びのコミュニティをつくることにより、自己発見につながり、その上「集合知」が形成され、さらに学びを深めようとする決起材につながるかもしれません。
4 大人の学び方に関するおすすめ図書
最後に、大人の学び方に関するおすすめ図書を2つ紹介します。
「自分を変える!大人の学び方大全」は変化が激しい時代こそ、自分の武器を増やすために学ぶことが大切ということが書かれています。
現代版の「学問」のすすめ」という内容ともいえる、大人になってからする勉強とは何か目標を見出すヒントが見つかる本になることでしょう。
「一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方」は、一言でいうと大人の脳が求める勉強法がわかる本です。
脳の仕組みとして、学生時代と大人の脳では仕組みが異なるのを知っていますか。
この仕組みをしっかり理解していないと、忙しい大人はいつまでも知識が身に付きません。
年齢を重ねることで、学生時代と比べて知識が身につかないと感じている人にこそ読んでほしい1冊となっています。
5 大人が学び続けることの大切と学び方のまとめ
今回は大人が学び続けることの大切さと学び方について、おすすめの学び方や図書を紹介しました。
現代社会において、大人が学び続けることは変わりゆく世の中に適応するためにも重要な要素になっています。
人生100年時代だからこそ、これさえしておけば安心ということはありません。
大人が学び続けることの大切さや生み出す価値として、繰り返しにはなりますが、
- 自分で自分の価値を上げることができる
- 家族や友人、会社の同僚などをサポートすることができる
- 自身の心と周辺に安定と調和をもたらす
の3つがあります。
是非、学び続けていくことを習慣化していきましょう。
空吹きチャーリー亭は、あなたが学びのコミュニティを作るお手伝いをし、大人が学び続けることの大切さを伝えるレンタルスペースです。お試し利用も可能ですので詳細については、適宜お問合せください。
また、毎月第4日曜日はOPENDAYと日曜フリマです。ぜひお散歩のついでにお立ち寄りいただき、空ちゃの中をご覧になってください。
それでは、明日以降のあなたの活動が、より充実したものになるよう祈っています。
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