本日は、スタディ サークルの作り方で事前準備段階においてすべきことをお伝えします。
「おしえる、おそわる、仲間ができる。」をテーマに、地域の学びのサークル活動を支援する「空吹きチャーリー亭」運営事務局です。
皆さんは、スタディサークル=何かしらの学びが得られるサークル活動を始めたいと思って、この記事を覗いていると思いますが、次のような思いを抱いているのではないでしょうか。
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何事もやったことないことを始めるのは不安がありまよね。
本日の記事でわかること
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今回は、スタディサークルの作り方の事前準備について、3段階でわかりやすく解説することで、サークル立ち上げの第一歩を支援します。
Table of Contents
Toggle0 活動にあたっての心構え
スタディサークルの作り方を考える際、まず最初に活動の心構えをお伝えします。
なぜ心構えが重要かと言うと、どんなことでも新しいことを始めるときは、悩みや困難が付き物です。それは時に小さな跳び箱ぐらいの高さかもしれないし、壁のようにそびえ立つ山かもしれません。
そんなとき、「課題はあるけど、色々と試行錯誤して何とか乗り越えよう、自分ならできる」と思うか、「どうせ自分には才能が無いしやっぱり止めよう」と思うか、実は心構えできまります。
当然、活動を立ち上げて発展させていくのに向いているのは、前者の心構えです。この心構えを自分の心に強く意識して行動することをビジネスではマインドセット(詳細は参考図書参照)と言います。
是非「どんなでも困難があっても自分ならできる、乗り越えられる」と反復して心に刻んでサークルの作り方を一読ください。
1 サークルの作り方の事前検討step1
❶ 自分のしたい活動は何か
それでは、スタディサークルの作り方の本題に移りますが、まず初めにどのようなスタディサークルの活動をしてみたいか考えてみる必要があります。
今の時点では、サークル活動メンバーはあなた一人しかいません。その意味で、あなたはサークルにとって第一号の”お客さん”というわけです。商品は活動、対価は時間というわけです。
つまり、自分の大切な時間を割くに値する価値ある学びの活動とは何か?自分が本当にやりたいことは何か?今一度、考えてみることが必要です。
今まで忙しくて中々手がつけれなかったことで、でも本当は心の中でやってみたい、勉強してみたい、そんな心の底からやりたい思うことを掘り出しましょう。
この段階では誰かの顔色を伺うのはやめて、まずは自分の心と向き合い、自分が参加する価値があるものと向き合いましょう!
そんな!何がいいかかわからないという人には、まずは思いつく限り学びたい内容や活動を付箋紙などに書き出してみましょう。
そして付箋を一覧に並べてみて、今一番心に響くものを選びとってみてはいかがでしょうか?
それでも決めれなかったら、もし明後日までの命だったら明日は何をしようと自分を追い込んでください。
❷ サークルの活動目的は何か
活動内容が心の中から引っ張り出せたら、次はそのサークル活動の結果、どのような目的を達成したいか考えてみましょう。
目的って何?と思うかもしれません。目的とは、スタディサークルの活動により最終的に成し遂げようと目指す到達点で、参加メンバーに提供できる価値を意味しています。
この場合、活動の結果の「なりたい自分」とか「目指したい社会」をイメージしてもわかりやすいかもしれません。
そんな目的と言われても、、、いきなり無理と思うかもしれません。でも、あきらめないで!ここは、サークルの作り方のキモとでも言うべきとっても重要な部分です。
なぜなら、スタディサークルに参加するメンバーの時間を使った結果として、得られる果実=価値になるわけです。そして一般的に人を動かすためには、その人が求める価値と合致する必要があります。
例えば、絵本制作サークルの場合は、「自分達の絵本を出版すること」というのかも知れませんし、多文化映画サークルでは「他国の映画を比較観賞することで多文化理解を深めること」かもしれません。
ただし、ここで重要なのは、あくまで「特定の個人」や「自分が」なりたいと思う姿やありたいと思う社会を描くことです。
「多くの人が」望む姿や社会などを考えだすと、自分が本当にしたいものと段々とズレていきます。
このズレが後々、後悔を生み、スタディサークルの活動を停滞させる要因になりますので、是非個人的な思いを最優先し、素直な心で、何年か先のなりたい自分・ありたい社会を思い描きましょう!
2 サークルの作り方の事前検討step2
❶ サークル参加の想定メンバー
さて、活動目的が定まってきたら、次はそのスタディサークルに参加してもらいたい人達のイメージを深めていきましょう!
同じ年齢層で同じ趣味の女子同士で集まって活動するのか、年齢層も性別もバラバラで集まるのか、はたまた国籍も多国籍なのか、どんな人達に参加して欲しいのか思いを巡らせましょう。
より参加メンバーのイメージを具体化するために「ペルソナ」という概念で考えるのも一つの方法です。
ペルソナとは、スタディサークルに参加してもらう典型的な仮想の人物像のことを言います。
例えば、「40代・女性」という漠然とした設定ではなく、「性別、年齢、家族構成、居住地、職業、世帯収入、性格、価値観」などをもっと具体的に想定してみます。
和気あいあいとおしゃべりを楽しみながら活動をしたいのか、制作に没頭したいのか、人それぞれのこだわりがあると思います。そのあたりを赤裸々に考えてみましょう!
ただし、ペルソナを考える上でとても大切なのは、「自分が」参加して欲しいと思う人物です。
ここで、多くの人達に参加して欲しいから、本心では本当は参加して欲しくないんだけどなーと思うような人物像を設定してはいけません。
自分が嫌だと思う人と毎回活動の時間を過ごすのはとても苦痛だと思いますので、この点はご注意ください。
自分以外の将来のサークルメンバーがどのような価値観を持ち、何を大切に思って生活しているのかに思いを巡らせることで、今後のスタディサークルの活動内容が自ずとはっきりとしてきます。
まずは、アイデアメモの一つとしてペルソナを描いてみましょう!
❷ 想定メンバーの誘い方
サークルの想定メンバーがイメージできたら、その人達にどのような手段で参加を促すか考えてみましょう。
例えば、小学校や公園遊びなどのママ友が想定メンバーであれば、直接会って活動の内容を伝え、誘ってみるのも良いでしょう。
全くの知らない人を誘う場合は、その人達にどのような広報媒体で活動に参加してもらうか考えないといけません。
往々にして広報手段としては以下の内容が想定されます。
- 直接会って誘う
- LINEなどの個別メッセージで誘う
- チラシを作って配布(掲示板などでも掲示)
- TwitterやInstagramで発信
- イベントポータルサイトに掲載
3 サークルの作り方の事前検討step3
❶ サークルの活動時間
さて、参加メンバーも想定できたらいよいよ具体的なスタディサークルの活動内容を考えてみましょう!
最初に活動日です。平日なのか休日なのか、日中なのか夜なのか考えてみましょう。
大事なのは、自分にとって負担感を感じない時間で設定するのが活動を長続きさせるポイントです。
活動頻度は、毎日集まれる学生サークルとは違って、まずは月に1回、4時間ぐらいまでで集まるイメージで活動を考えてみると良いと思います。
❷ サークルの活動場所
続いては活動場所です。大学生の時と違って社会人サークルの場合は、活動場所を自分たちで確保しなければなりません。
近所の公共施設なのか、カフェなのか、サークルメンバーの自宅なのか、空吹きチャーリー亭のようなシェアスペースなのか予め場所を考えてみましょう。
活動場所はサークル活動の持続性に影響します。メンバーが参加しやすい場所を選ぶのはもちろんのことですが、予約の取りやすさや活動場所の自由度も重要な要素です。
空吹きチャーリー亭はそんなあなたの素敵な活動の場所を提供しますので、もし興味のある方は施設利用案内のページをご覧ください。
❸ サークルの活動方法
サークルの活動方法については、色々なパターンがあるとは思いますが、典型的には大体5つの型の中から選択又は組み合わせをするケースが多いと思います。5つの型については、こちらの記事にまとめましたので、お時間あるときにご覧ください。
4 事前検討結果を企画メモにまとめる
さて、これまで順を追ってスタディサークルの作り方の初期段階での検討内容を紹介してきましたが、最後にこれまで検討してきたことをサークル企画メモとしてA4表裏1枚程度のシートにまとめましょう。
そのまとめたペーパーが「企画書(案)」となりますので、次はそれを使ってスタディサークルメンバーの勧誘に行きましょう!
5 サークルの作り方の参考図書
本の表紙 | 参考図書の概要 |
『マインドセット』キャロル・S・ドゥエック(著) 努力すれば人は誰でもいつでも成長できるという「しなやかマインドセット」と人は生まれながらの才能に縛られるという「硬直マインドセット」という2つの考え方があると言われています。これから何かを始めたい人には断然前者の考えが大事です! |
空吹きチャーリー亭では、このようなサークル運営を行う際のよくある悩みや具体的なサークルの作り方について、少しでも不安を解消できるよう「サークルリーダー研修」を開催しています。
実施してほしい研修については、適宜お問合せください。
また、毎月第4日曜日はOPENDAYと日曜フリマです。ぜひお散歩のついでにお立ち寄りいただき、空ちゃの中をご覧になってください。
それでは、良いスタディサークル活動を!
今日も明日もレッツスタディ!
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