スタディサークルの運営はいったいどのようにすれば活動が盛り上がるのでしょうか?
一言でいえば「参加者が求めるものに答えよう!」ということになるのですが、具体的にはコツがあります。
そこで今回は、スタディサークル運営におけるコツを3つのポイントに絞ってお伝えします。前回、掲載したお試し活動の際にも取り入れると良いでしょう。
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TogglePoint1:参加メンバーは対等平等な関係である
まず1つ目のポイントはメンバー間の関係性についてです。スタディサークルに参加したいと声をかけてくる人はサークルに何かを求めたり、期待をしたりしていると思います。
例えば、知識であったり、つながりであったり、楽しみであったりすると思います。
参加してくる人たちが、何より楽しく、素敵な時間を過ごすことは、サークル運営のとても大切な配慮事項です。
スタディサークル活動は、仕事ではないものですから、同じテーマに関心があって集まった仲間同士で、本質的にそこには上下の関係はなく対等平等な関係であるべきです。
たまたま、サークル参加時点で知識や技術を多く持っていたり、長く活動している人が活動内容を熟知していたりすることはあるかと思います。
しかし、だからといって、その人が偉いとか立場が上であるというようなことは全くなく、同じテーマに関心がある頼もしい”同士”であると思ってもらうように運営をしていかなければなりません。
なので、外部から講師を呼ぶ場合を除き、サークルメンバーは対等平等な関係であることを認識しておきましょう。
Point2:参加者間のコミュニケーションを大事に
2つ目のポイントはコミュニケーションです。学校や大学でのサークル活動を思い出してみた時に、サークル活動で得られる最大の恩恵は、同じサークル活動メンバーからもたらされる刺激、知識、技術であったり、メンバーとの繋がりであったりしたのではないでしょうか?
スタディサークルの活動にあたり、参加者間のコミュニケーションはとっても大切な要素であり、コミュニケーションが活発に行われることこそがより深い知識を参加メンバーにもたらすことになります。
そこで、サークルリーダーはスタディサークルの活動中において、メンバー間が適切にコミュニケーションを行えるよう、またコミュニケーションがしやすくなるように意識して行動する必要があります。具体的には次のような対策が有効です。
①囲み形式の座席
学校の座席のように全員が前を向いて座るよりも、1つのテーブルを囲むようになって車座に座る方がコミュニケーションが活発になります。
②カフェのような雰囲気づくり
今はコロナ禍でマスク飲食が求められますが、お茶やお菓子が手元にあるとカフェのような雰囲気になり話が弾むようになります。
③適正な参加人数
サークル活動の参加人数についても、少なすぎたり多すぎたりは避け、5人から15人までの間がコミュニケーションが活発になる適切な範囲と言えるでしょう。
④新人へのケア
サークル活動に初めて参加する新人メンバーがいる時は、その方が今までのサークルコミュニティに溶け込めるようにすることが大切です。具体的には、自己紹介タイムを設けることや、活動内容によっては面倒見の良いサポーターをつけるなどの工夫があると良いでしょう。
Point3:参加者にとって実際に役立つ情報や教材等の準備提供
最後の3つ目のポイントですが、スタディサークルの活動において、非常に重要なのは学びの果実です。
やはり、活動に参加する以上は、ただの仲良しサークルではなく、自分にとって新たな学びやスキルを得られたり、生活の課題が解決できたりすることで、個人の知識や経験を今以上に高めるという成果と向き合うことが重要となります。
そのためには、参加者にとって実際に役立つ情報や教材等をあらかじめサークルリーダーは準備しておく必要があります。
例えば、健康的な身体を手に入れたいというテーマで活動するサークルの場合は、それを実践している人を講師に読んだり、実際に健康的な身体を手に入れた人の本を課題図書として定めたりするのも良いでしょう。
難しく考える必要はありません。今朝の新聞に載っていた記事や雑誌の切り抜きの紹介でも良いですし、参加メンバー間で交代交代に自分がやってきたことの体験談や技術を共有するというのも有効な方法と言えるでしょう。
いずれにしても、ノープランで活動を行うのではなく、参加するメンバーにとって役に立つ教材等を準備しましょう。なお、教材等についてはスタディサークルの立ち上げ段階の事前準備の際にも考えておくと良いでしょう。
いかがだったでしょうか?今後も定期的にスタディサークルの運営に役に立つ情報を掲載していきます。
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