こんにちは、誰もが得意なことを気軽に教え、教わることができる地域の学びのシェアスペース「空吹きチャーリー亭」運営事務局です。本日はサークルリーダーに必要な条件についてお話します。
スタディサークルをこれから始めようと思ってみたものの
「サークルリーダーには、自分は向いてないと思う!」 |
という最初の悩みが生じる人も多いことと思います。
まあまあ、いきなりそう簡単に諦めないで、今日はこれからサークル活動を始める人向けにサークルリーダーに必要な条件について、書いてみます。
これを読めば、多少なりともサークルリーダーとして何が必要な条件かわかると思います。
そして、先に結論を言ってしまうと、サークルリーダーの条件は、生まれつきの才能ではなく、日々の行動としての心構えで変えられます!それは、すなわち次の3つの心構えです。
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なので、今は向いてないとナヨナヨしているそこのあなたも後天的に日々の行動で改善することができます。
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それでは、サークルリーダーに必要な3つの条件について順番に解説をしていきます。
Table of Contents
Toggle条件1 何事にも真摯であること
P.F.ドラッカーはその著書『マネジメント』の中で、マネージャーの資質として「真摯さ」が大事であると言っています。
真摯という言葉は「真面目でひたむきに一所懸命に物事取り組むこと」を言います。
最近はお笑いなど面白い人が注目を集める傾向にあるようですが、普遍的に人を惹きつけ、その人を信じ、その人についていきたいと思われるには、まずは何事にも真摯であることが重要です。
なぜなら、人は動物の本能から、自分に害を成す危険なコミュニティに属するのを避ける性質がありますが、いくら面白い人でも何事にもいい加減で、不真面目な人の元に自分の身を委ねようとは思わないでしょう。
例えば、お金にルーズだったり、すぐにふざけてしまう人と時間を共有する場合、自分の貴重な時間も無駄になるかもしれませんし、災厄サークルメンバーとトラブルになってしまい自分に損害が出てしまうかもしれません。
でも、「真面目でひたむきに一所懸命に物事取り組む人なんか面白くなくて、人が集まらないのでは?」と思うかもしれません。
確かに、四六時中、真面目人間でも疲れてしまうかもしれません。
でも、類は友を呼ぶと言うようにあなたの心が不真面目で不誠実なとき、集まってくる人もまた同じ人が集まってきます。
なので、もし自分が真剣に好きな活動に自分の時間を割こうと思うなら、真摯であることを心がけることで、集まる人もまた自然に真摯な人たちが寄ってくることと思います。
条件2 相手の気持ちに立って考えられる
2つ目の条件(心構え)は、相手の気持ちに立って考えられることです。これは、社会人になってからのサークル活動においては、とても重要な心構えです。
なぜなら、地域内のサークル活動においては参加メンバーのライフスタイルは実に多種多様だからです。
学生のときは、皆同じようなライフスタイルで、メンバー同士の1日の生活が大体予測できるため、多少無理な活動をしても他のメンバーはついてきてくれた経験がある方も多いかと思います。
しかし、社会人の活動の場合、自分にとっては当たり前のことが他のメンバーにとっては負担であったりします。
例えば、活動頻度や時間について、自分は本当に真剣に取り組みたいから月に100時間は活動したいと思っても、他のメンバーの中では月4時間確保することがやっとのことであるメンバーもいるでしょう。
もちろん、「ライフスタイルが合わない人は参加しなくていいではないか」と思うかもしれません。でも、どんなに親しい友人であったとしても生活は各家庭で様々なもの。
あなたの作ったサークルが他のメンバーにとっても居心地良い居場所となるためには、他の参加メンバーのライフスタイルや気持ちに寄り添った対応が必要となるでしょう。
なので、繰り返しにはなりますが、社会人になってからの地域でのサークル活動においては、相手の気持ちに立って考えられるよう意識して行動してみましょう。
条件3 人の強み弱みを見れること
最後の3つ目の条件(心構え)は、人の強み弱みを見れることです。
サークル活動のような任意団体であってもサークルを運営していくためには一定の事務的な作業が発生し、その事務を、参加メンバーの誰かに分担してもらう必要があります。
このとき、会社のような雇用関係はないので、そのメンバーに主体性・自主性をもって取り組んでもらうしか術がありません。
なので、給料が支払われない中で、行動してもらうためには、その人の得意なことなどの強みを見つけて、得意分野で事務をお願いするしかないと思います。あえてその人を鍛えるという意図がない限り、その人の苦手な分野をお願いしても、嫌がられて、最悪サークルメンバーから脱退なんてことにもなるかもしれません。
例えば、ホームページやSNSなどでの発信が得意な人もいれば、集金などのお金の管理に向く人もいます。その人が得意なことをいち早く見つけて、得意なことをお願いしてみれば、きっと引き受けてもらえることでしょう。でも、SNSなどでの発信が苦手な人に、無理にお願いしても、その人にとってはストレスで苦痛でしかないわけです。
いやいや「うちのサークルはみんな非協力的で誰も手伝ってくれないよ」と思うかもしれません。でも、それはそのサークルの習慣のようなものです。
すべての事務をリーダー一人がしょい込んでいる状況では、他のメンバーは「余計なことをして邪魔してはまずい」と思い、自ら行動をすることはないでしょう。
でも、日ごろからメンバーと事務を分担している組織は、それがサークル内の当たり前の習慣となり、様々な仕事も頼みやすくなっていると思います。
要は慣れですね。
ということで、サークルリーダーとしては、メンバーの強み、弱み、得意なこと、苦手なことをいち早く把握して、あなたも含めてみんなができるだけ負担なく活動ができるよう事務的な作業の分担を図るよう習慣づけをしていく必要があります。
以上で、サークルリーダーに必要な3つの条件(心構え)について、解説しました。
お役にたちましたでしょうか?
サークルリーダーの条件まとめ
もう一度まとめますと、サークルリーダーの条件は、生まれつきの才能ではなく、日々の行動として次の3つの心構えを実践することで、状況をいつでも変えることができます。
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明日以降のスタディサークルの活動が、より充実したものになるよう祈っています。
サークルリーダーの条件の関連図書
本の表紙 | 参考図書の概要 |
『マネジメント-基本と原則-』P.F.ドラッカー(著) マネジメントというと会社経営を想像しますが、実はサークル活動などの非営利的な活動や子育てなど、世の中のありとあらゆる活動を発展させていくために必要な考え方を提示してくれます!これは、現代人すべての人にとって必読の書と言えます。まだ読んでいない人は是非ご一読ください。 |
空吹きチャーリー亭では、このようなサークル運営を行う際のよくある悩みについて、少しでも不安を解消できるよう「サークルリーダー研修」を開催しています。
実施してほしい研修については、適宜お問合せください。
また、毎月第4日曜日はOPENDAYと日曜フリマです。ぜひお散歩のついでにお立ち寄りいただき、空ちゃの中をご覧になってください。
それでは、良いサークル活動を!チャオチャオ。
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